笹野観音堂 創建1200年祭
笹野観音堂 創建1200年祭
◇観音堂ゆかりの文化財展
日時/2009年7月11日(土)〜20日(月・祝)9:00〜17:00
◇リレー文化講演会
日時/2009年7月11日(土) 14:00〜
◇笹野観音奉納俳句募集
期間/2009年6月1日(月)〜9月5日(土)
主催:笹野観音堂創建1200年祭実行委員会
笹野観音堂
長命山幸徳院笹野寺
米沢市笹野本町5686−5
TEL 0238−38−5517
ホームページ http://sasanokannon.com/
笹野観音について 米沢市ホームページより
坂上田村磨呂の開基、大同元年(806)に
法相宗の名僧・徳一上人によって中興されたという、
たいへん古い由緒を伝えています。
別当寺は長命山幸徳院(真言宗)。
伊達氏・上杉氏と歴代領主の信仰も厚く、
伊達政宗が野始め(伊達氏の正月行事、3日に狩を行った)
の途中に訪れたり、上杉氏も藩主病気の時や
天候不順の折には祈願を命じ、お堂の再建・修復を手伝いました。
天保4年に火災に遭い、同14年(1843)に
再建されたのが現在のお堂で、大きな茅葺の屋根、精巧な彫刻など、
置賜地方では希にみる壮大な建物です。
なかでも竜や鳳凰の彫物はすばらしく、庄内の彫物師
後藤藤吉・政吉の作と伝えられています。
再建当時は天保の飢饉と称される凶作の続いた時期でした。
藩では倹約令を出し、伊勢・柳津・湯殿山などへの参詣や
神社・仏閣への寄付の停止令を出す状況で、
観音堂の再建はすぐには許可されませんでした。
同11年にようやく寄付集めが許され、米沢城下の商人を中心に
領内一円から寄付を集め、その総計は約1,150両にのぼりました。
再建は、棟梁の見積では、大工4,500人・人足2,800人
・屋根葺300人や石工・彫物師数名で、
のべ7,100人余の労働力を要した大工事でした。
また、観音堂の境内には貴重な文化財も数多く残されています。
参道北側の石の地蔵尊は、米沢城下の大商人渡部伊右衛門が
450両余の大金をかけて建てた延命地蔵尊で、
蔵王山の麓から運ばれた約30個の石で組み立てられています。
釈迦堂には平安末期頃に作られた木造釈迦如来坐像が安置され、
相良人形による千体地蔵尊も納められています。
子供を亡くした親が、子の冥福を祈って納めたものです。
このほか、松尾芭蕉と地元俳人の句碑があり、
お堂には置賜の俳人104名による俳句の懸額が納められ、
近年、米沢商業高校の生徒が復元奉納した算額も掲げてあります。
文化の薫り高い史跡です。
アジサイ寺としても有名
笹野観音
笹野観音の紫陽花 (2008.7.12)
(2008.7.12)笹野観音の紫陽花です。
今年も梅雨に入り、もうすぐ紫陽花の咲く季節です。
・紫陽花(2008.7.12 笹野観音にて)
・笹野観音の紫陽花(Ryu1:samidare)
2009 夏の催し 秋の催し 俳句募集
2009 夏の催し 秋の催し 俳句募集