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令和4年度 上杉文華館「関東管領上杉氏」

令和4年度 上杉文華館「関東管領上杉氏」:画像

 令和4年度の上杉文華館は「関東管領上杉氏」をテーマに、国宝「上杉家文書」などを展示します。

 

《上野守護》

【展示期間】4月27日(水)〜5月24日(火)

 室町幕府は、東国支配のために鎌倉府という地方機関を設置しました。これは、足利尊氏の息子義詮・基氏、そして基氏の子孫に継承された鎌倉公方をトップとして、幕府とほぼ同様の組織を編成し、管下の武士に対して強力な支配を行っていました。その鎌倉府のナンバー2の地位にあって、鎌倉公方を補佐し、政務を統轄する立場にあったのが関東管領でした。初期は上杉氏以外の諸氏も含めた人事がなされましたが、最終的に山内上杉氏が継承、家職と位置付けられていきました。15世紀半ばに鎌倉公方と関東管領の対立によって鎌倉府が崩壊した後も、関東支配の重要な地位にあり続けました。

 第2回目は、「上野守護」をテーマとして関連文書を紹介します。上野国は室町幕府開設以来、10年余りの一時期を除き、謙信が継承した山内上杉氏が守護を務め、その権力基盤となり、戦国時代においても拠点となった重要な地域でした。謙信もその支配にこだわりをみせていました。14世紀半ば、南北朝時代初期、山内上杉氏の祖と位置付けられる上杉憲顕の上野守護としての役割、その基盤、そして成果を中心に紹介していきます。

 

 「国宝上杉本洛中洛外図屏風」(複製)も展示します。2000年制作の複製で、現状を忠実に再現しています。

 

 

▼ コレクショントーク

 日時:5月8日(日)  10:00、15:00

 場所:常設展示室 上杉文華館

 ※特別展入館料が必要です。

 

皆さまのご来館を心よりお待ちしております。

 

【お問い合わせ】

米沢市上杉博物館  0238-26-8001

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